ボトックスとヒアルロン酸の違いとは?
福岡県久留米市にある、まさあき耳鼻咽喉科と美容のクリニックです。
当院ではボトックス治療、ヒアルロン酸治療、糸リフトなどの切らないしわたるみ治療に力を入れています。
ではよくあるご質問、ボトックス治療とヒアルロン酸の治療の違いとは何でしょうか。 ボトックスは主に表情筋の動きを抑制し表情筋の動きによるしわを抑制します。 ヒアルロン酸は主にボリュームが減っている部位に注入します。しわがある部分ではその下の組織に注入することにより下からしわと伸ばします。
選ぶ基準
ボトックス:表情によってできるシワを改善したい場合に適しています。また美肌効果もあります。
ヒアルロン酸:年齢とともにボリュームが減る部分(頬、額、目の周り、唇、側頭部など)のボリュームアップ、または深いシワの改善、鼻や顎など輪郭形成をしたい場合に効果的。
多くのケースで、ボトックスとヒアルロン酸は併用されます。たとえば、額の表情ジワにはボトックスを使い、ほうれい線や唇にはヒアルロン酸を使用するなど、施術部位や目的に応じて組み合わせることで、より自然で若々しい仕上がりが得られます。 どのような使い方をすればもっとも効果的に美しくできるかは、その人その人によって異なります。 気になる場合は、専門の美容クリニックでカウンセリングを受け、最適な方法を相談すると良いでしょう。
1. ボトックス
主成分 ボツリヌス毒素(Botulinum toxin) 神経伝達を一時的にブロックし、筋肉の動きを抑制する作用があります。
目的・効果 筋肉の動きを抑制することでシワを軽減。 特に「表情ジワ」に効果的(例:額、眉間、目尻のシワ)。 多汗症やガミースマイル(歯茎が露出する笑顔)の治療にも使用されます
効果の持続期間 約3~6か月(個人差あり)。 時間が経つと効果が薄れ、筋肉の動きが元に戻ります。
2. ヒアルロン酸
主成分 ヒアルロン酸(人体にも存在する保湿成分) 水分保持能力が高い素材。
目的・効果 ボリュームやハリを補うことが目的。 シワを埋めたり、唇や頬、顎、鼻を形作るために使用。 特に「静止ジワ」(動きに関係なく見えるシワ)や顔のボリュームロスに効果的。
仕組み 皮膚や組織の下に注入され、膨らむことでシワや凹みを目立たなくします。 自然な形でボリュームを足すことでリフトアップ効果も。
効果の持続期間 約9か月~1年程度(使用するヒアルロン酸の種類や部位により異なり、長いものでは2年程度もつものもあります)。 時間とともに体内で分解・吸収されます。